研究課題
基盤研究(B)
慢性痛に対する認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy: CBT)は、世界的に有効性が認められた治療法であるが、本邦では慢性痛に対する保険適応がなく、実施できる医療機関はほとんど無い。本研究では、従来の対面式CBTと比較してセラピストの育成コストが低く、様々な医療機関で利用できるようにデザインされたインターネット支援CBT(internet-based CBT: iCBT)を開発し、その多面的有効性とMRIを利用した脳画像解析による脳科学的効果の検討を行う。iCBTを慢性痛の新しい治療法として位置づけ、将来的に慢性痛を対象としたCBTの保険収載を目標とする。