階層間連携による相分離ダイナミクス計算法の確立

• 研究課題/領域番号: 24K00598
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分13040:生物物理、化学物理およびソフトマターの物理関連
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 谷口 貴志 京都大学, 工学研究科, 准教授 (60293669)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2027年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2026年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2025年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2024年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
• キーワード: ソフトマター / 階層間接続 / マルチスケールシミュレーション / 相分離ダイナミクス / 粘弾性相分離

研究開始時の研究の概要

多くのソフトマター系で相分離現象がみられる.これまでの研究で相分離現象の普遍的側面についての理解が得られてきたが，その知見を活かし定量的に構造やダイナミクスの予測を試みると多くの場合うまくいかない．これは相分離現象ではマクロレベルの拡散とミクロレベルの分子の状態とが強く結合し合っているためである.そこで，相分離ダイナミクスを定量的に予測するにはマクロな物質輸送とミクロな分子の状態を直接結合させた相分離計算法(階層間連携による相分離計算法)の確立が必要と考え，その方法論を確立する研究を行う。