研究課題
基盤研究(B)
ホログラフィック双対に基づく、新しい形の素粒子の統一理論の構築を目指す。ホログラフィック双対を4次元の量子色力学(QCD)の場合に応用したホログラフィックQCDにおいて電磁相互作用や弱い相互作用のゲージ場や重力場を外場として導入する方法は良く知られている。本研究の目的は、ホログラフィックQCDにおいて、この外場のゲージ場や重力場を伝播しうるダイナミカルな場に格上げしたような素粒子模型を構築し、その系の性質を解析することにある。これが成功すれば、電磁場および弱い相互作用のゲージ場とメソン、重力場とグルーボールが統一的に記述される新しい形の素粒子の統一理論が得られることになる。