研究課題
基盤研究(B)
我々が開発した100 nm 未満という、既存の検出器よりも2桁高い分解能を持つ超冷中性子用原子核乾板(極めて低速で飛行する中性子を検出するための素粒子用写真フィルム)を用いて、重力場中の中性子の量子力学的な位置分布を世界最高の精度で解析することで、次の1.~3.を目的とした研究を行う。1.中性子の波動関数に対する重力の働き方を調べる。2.中性子の波動関数における慣性質量と重力質量の等価性を検証する。3.未知の短距離力の高い感度による探索実験を目指す。