最先端不安定核生成施設での高純度β核分光法の開発と中性子過剰核の崩壊過程の解明

• 研究課題/領域番号: 24K00655
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 横山 輪 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任助教 (80940147)
• 研究分担者: 黒澤 俊介 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 特任准教授 (80613637)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2028年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2025年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2024年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
• キーワード: 不安定原子核 / ベータ崩壊 / 中性子

研究開始時の研究の概要

β崩壊における遅発中性子の放出数は、宇宙において鉄より重い元素がどのようにして作られたかという長年未解決の問題に答える上で重要な要素であるにもかかわらず、これまで実験データが限られていたためその放出機構について正確に理解されていない。そこで、理化学研究所のOEDOビームラインを用いた低バックグラウンドの中性子過剰原子核のβ崩壊測定手法と、新しい材料(139La-GPS)を用いたβ検出器を開発し、これらを組み合わせることで中性子放出過程を明らかにする測定を行う。