研究課題
基盤研究(B)
現在の宇宙には大きなサイズを持つ楕円銀河と球状のバルジに薄い円盤からなる円盤銀河が見られる。一方で銀河が誕生し星形成が最盛期を迎えた時期の宇宙にはkpcを切るサイズのコンパクトな楕円銀河や速度分散が大きく厚い円盤からなる円盤銀河が多く見られる。本研究では赤方偏移0.6-1.0の銀河に対してジェームスウェブ宇宙望遠鏡で得られる可視赤外線での多色撮像データとすばる望遠鏡で開発を進めたレーザートモグラフィー補償光学と可視面分光器により得られるこれまでにない高解像度かつ高感度の面分光データを組み合わせた同時解析を行い、1kpcを切る解像度で分解した星の系の構造とその進化を明かにする。