研究課題
基盤研究(B)
2温度一般相対論的6次元輻射磁気流体計算により、ブラックホール降着円盤の力学的構造、および電子温度を無矛盾に決定する。6次元輻射輸送方程式を解くことにより、従来用いられてきた近似的手法による結果とは質的に異なる、現実的な円盤モデルを構築することが可能となる。この結果を用いて一般相対論的多波長輻射輸送計算を行うことで撮像イメージ・スペクトル・偏光を予言する。これらを最新の観測成果と直接比較することで、ブラックホールの質量、スピン、降着率に強い制限をつける。