研究課題
基盤研究(B)
近年、モニタリング観測による時間軸天文学が大きな流れとなっているが、長波長(3-40μm)の中間赤外線帯域モニタリング観測の機会は様々な理由から非常に限られているのが現状である。そこで、我々は波長1-28μmに感度のある小型中間赤外線装置ONIcam (OkayamaNetsu Infrared camera)を立ち上げ、日本国内の中小口径望遠鏡に搭載し、限定的にしか行われていない明るい中間赤外線源のモニタリング観測を行う。JWST等のスペース高感度観測では難しい明るい天体におけるダストの生成・消滅過程を探る。また、次世代装置開発へとつなげていくことも目的である。