研究課題
基盤研究(B)
近年の研究から太陽とよく似た星を含む様々な恒星において、スーパーフレアとよばれる巨大フレアがおこることが明らかとなった。スーパーフレアによってどのくらいの規模のプラズマ噴出現象がどのくらいの頻度で起こるのかを明らかにすることは、それらが恒星の周りの系外惑星に与える影響や恒星の質量・自転周期の長期変化の定量的研究、さらにはもし太陽でスーパーフレアが起きた場合にどのくらいの損失が発生し得るのかを評価する上でも重要である。本研究では恒星フレアに伴うプラズマ噴出の検出に特化したHα線分光器を製作し、せいめい望遠鏡に取り付けて観測を行うことで、プラズマ噴出現象の頻度や規模を観測的に解明する。