研究課題
基盤研究(B)
近年、恒星近傍に複数の同サイズの大型地球型惑星からなる惑星系が多数発見されている。これらは近接スーパーアース系と呼ばれ、30%以上の恒星に存在すると見積もられている。近接スーパーアース系は、太陽系の地球型惑星系と比較して、軌道の離心率や傾斜角が小さく、隣接惑星間の軌道間隔が狭いという特徴をもつ。本研究では、進化する原始惑星系ガス円盤を考慮し、ガス円盤と惑星の相互作用を取り入れ、これまでにない微惑星からスーパーアースまでの惑星集積シミュレーションを行い、その形成過程と形成条件を解明する。そして、なぜ太陽系には近接スーパーアース系が存在しないのかを明らかにする。