研究課題
基盤研究(B)
大気中のメタン(CH4)は、二酸化炭素(CO2)に次いで重要な温室効果気体として注目されているが、その大気中濃度変動は非常に複雑である。本研究では、南北両極域とカナダ亜北極域での地上観測、西太平洋域・北太平洋域船上観測、さらに日本上空での航空機観測によって大気試料を採取し、CH4濃度およびCH4放出源に関する情報を持つCH4炭素・水素同位体比の系統的観測を実施する。得られたデータの解析と大気化学輸送モデルを用いた解釈により、CH4濃度の変動原因についての知見を得る。