遅れてやってきた2022年トンガ火山噴火に伴う最大波高津波発生機構の解明

• 研究課題/領域番号: 24K00716
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分17030:地球人間圏科学関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 綿田 辰吾 東京大学, 地震研究所, 准教授 (30301112)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円); 2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2026年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円); 2025年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円); 2024年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
• キーワード: 津波 / フンガ・トンガーフンガ・ハアパイ火山噴火 / 大気波動 / ラム波 / 大気海洋結合モデル

研究開始時の研究の概要

2022年トンガ海底火山の爆発的噴火で発生した津波は、トンガに近い海洋島よりも遠隔地で津波が大きく、どの海域でも高速で伝播した第一波から数時間遅れて最大波高津波が到達した。本研究は、最大波高津波が第一波から遅れて到達した原因と、最大波高津波の発生メカニズムを解明を目的とする。爆発的噴火により発生した大気重力波位相速度は深海域の津波速度と一致するため、微弱な大気圧力変動であっても共鳴効果により大振幅の津波が発生する可能性がある。大気層と海洋層を力学結合した、大気海洋結合系の津波シミュレーションコードを開発し、遅れてやってきた最大波高津波を再現し、爆発的噴火後の津波予測と津波防災に役立てる。