研究課題
基盤研究(B)
2024年9~12月に国際深海科学掘削計画(IODP)の第405次研究航海として、JTRACK (Tracking Tsunamigenic Slips Across the Japan Trench)は、2011年に発生した東北地方太平洋沖地震の震源断層を再び掘削する。本研究では、JTRACKで得られる掘削コア試料を用いて地震発生の13.5年後に相当する時期の応力状態を測定し、断層近傍の応力が地震発生直後の完全解放状態からこの掘削までに変化したか否かを明らかにし、プレート境界浅部の応力蓄積の有無を見極める。そして、海溝型巨大地震の断層すべり挙動と応力解放・蓄積の関係の解明に寄与することを目指す。