研究課題
基盤研究(B)
セラミックス皮膜は遮熱・耐熱性に優れ,環境に直接曝される材料表面にその優れた機能を与えることができる.しかし,更なる高温への適用には,熱応力による損傷発生がネックとなっている.本研究の目的は,優れた応力緩和機能を有するセラミックス皮膜を創発することである.まず,粒子の衝突凝固による堆積過程中の応力発達挙動を,曲率変化を用いた技術で実測し,応力発現と微視組織形成の学理の解明を目指す.その後,導出した学理と得られる力学特性から着想する,応力/微視組織/ひずみ許容性の制御により,優れた応力緩和機能を有する新材料の創発を目指す.