研究課題
基盤研究(B)
従来よりX線や超音波を用いた非破壊検査手法が実用的に用いられているが,幅広い分解能を1つの手法で網羅することは困難である.そこで,本提案では温度場,力学場,電場の3つの場の連成波動のマルチフィジクス問題の解の応用として,熱の波動(熱波)と弾性波動(音波)による連成波動の動作原理を実用化する.そのために,強制振動を与える媒体として電子線とレーザー光を取り上げ,ダイナミックレンジの拡大された顕微システム(SBAM)を構築し,実用的な非破壊像の取得を目指す.また,非破壊内部観察像の画像改質アルゴリズムとして,深層学習による超解像法(VDSR)により画像の回復を行うシステムを構築する.