研究課題
基盤研究(B)
持続型社会では高効率化のために摩擦損失を限りなくゼロにする未来機械が求められる。超低摩擦でかつ長寿命のためには、潤滑油成分から摩擦界面を反応場として連続的に生成されるトライボケミカル反応生成物による超低摩擦の実現が考えられる。本研究では、「トライボ反応場を模擬したオートクレーブ型摩擦装置」を試作し、種々の遷移金属を含有したカーボン系硬質膜同士において、温度と圧力と固体表面の触媒作用の摩擦界面生成物と摩擦係数に及ぼす影響を明らかにする。さらに、超低摩擦生成物の持続的生成のための必要条件を提案する。