研究課題
基盤研究(B)
本研究は、以下に示す研究計画で3年間行う予定である。①油含侵メカニズムの解明:DLC膜中への潤滑油分子の含侵は、DLC膜の内部構造に起因する微細なボイド、膜の組成(表面エネルギー)、潤滑油分子の分子量などに依存することが予測されるため、異なる内部構造、組成を有するDLC膜について、異なる分子量の潤滑油を用いた油含侵を行う。さらに陽電子消滅法(陽電子寿命測定)および粒子法により、そのメカニズムを明らかにする。②無潤滑条件下での超潤滑性解明:無潤滑条件下での摩擦特性評価を行う。③潤滑油中における摩擦特性評価:油潤滑条件下において摩擦特性評価およびすべり軸受試験機を用いた耐焼付き性の評価を行う。