研究課題
基盤研究(B)
食品からソフトロボティクスに至るまで多岐に渡り活用されるハイドロゲルは,巨視的には自立構造体だが,僅か1%オーダーである分散質の骨組みに対して99%程度を水が占める.その水は,Brown運動で分子の相対配置を変える流体であり,圧搾や膨潤により流動する.そして,ハイドロゲルが形成される際の水の挙動は,微視的には骨組みとなる構造物との分子論的な流体構造連成を示す.本研究では,ゾルの乾燥や乾燥物の膨潤によりゲルが形成される際の流動現象を対象としてメカニズムを追究する.