研究課題
基盤研究(B)
人が密集している,住居,商業,工業地域には多くのコンクリート構造物がある.外壁は,日々劣化が進み,いつどこが剥落するのか,誰にもわからない.外壁の予防保全においては,剥落の危険度と相関が高いその深さが重要となる.ナノ秒レーザープラズマ衝撃波では,プラズマの閃光および衝撃波が,レーザードップラー振動計による応答計測に影響を及ぼすため,深さの検出を困難としている.本研究では,ピコ秒パルスレーザーによりレーザープラズマ衝撃波を生成することで,応答計測においてプラズマの閃光と衝撃波の影響を小さくした,レーザー技術に基づく外壁の遠隔非破壊検査を実現する.