研究課題
基盤研究(B)
超高磁場マグネットの世界的開発競争が激化している。しかし、20Tを超す超高磁場マグネットでは、いずれも機械的な破損・破壊が起こっており、超高磁場マグネットの耐久性向上、安定性向上の研究が続けられている。最近の研究では、その機械的破損は、初期のミクロレベルの特性劣化が生み出していることが指摘されている。そこで、本研究では、より詳細な磁場計測から超伝導体内の臨界電流特性をAIでミクロスケールに推定し、その特性をマルチスケール数値解析に反映させ、超高磁場マグネットの破損要因を明らかにする。また、その結果を反映させ、AIによる超高磁場発生用マグネットの高耐久・高安定化運転技術の確立を目指す。