研究課題
基盤研究(B)
本研究では、我々がこれまで開発してきた超高速・長距離コヒーレント光パルス伝送技術を光リザバーに展開し、ニューラルネットワークの超高速化、大容量化、ならびにコヒーレント化による新しいパラダイムの創出を目指す。即ち、光パルス列を多数のニューロンと捉え、光通信で一般的な100~200 km程度の長距離周回伝送路をメモリとして用いることで超高速・大容量なリザバーを構成する。さらに、光の振幅と位相を同時に用いるデジタルコヒーレントQAM方式を光リザバーに活用することにより、従来のニューロンを実数から複素数に拡張する。これにより、従来のニューラルネットワークでは難しかった波動データの解析を実現する。