研究課題
基盤研究(B)
電波信号の空間伝搬をマルチモード光ファイバ中の光信号伝搬で模擬する技術の研究を実施する。具体的には、マルチモード光ファイバに導入する光信号の空間モードを制御し、伝搬した光信号を複数点受信することで、マルチモード光ファイバの伝搬中モード変換に伴う発生遅延を電波伝搬のマルチパス伝搬に見立てることで、電波伝搬をエミュレートする基盤技術の確立を目的とする。本基盤技術を活用することで電波放射に制限がある条件下においても電波技術の研究開発迅速化が可能になる。また得られたチャネル情報を展開させることで、従来考えられてきたマルチモード光伝送の帯域幅制限を打破する技術の確立にも挑戦する。