研究課題
基盤研究(B)
不揮発性スピントロニクスと光配線の接続に向けて、実用環境で電子スピンと光の直接的な相互情報変換を実現する。そこで、実用光デバイス材料であるIII-V族化合物半導体量子ドットに、希薄窒化物半導体に特有の光・電子・スピン機能性を付与する。そして、高温環境で高輝度・高円偏光発光を実現できる量子ドット光学活性層を開発するとともに、それを用いたスピン発光ダイオードの高性能動作を達成する。また、その波長帯に対応し、希薄窒化物半導体を用いた独自のスピン受光ダイオードを開発することで、スピン情報の光通信に展開する。これにより、希薄窒化物半導体をコア材料とした光スピン配線の技術基盤を構築する。