研究課題
基盤研究(B)
光励起型の半導体レーザーの利得スイッチ実験で、光子寿命限界を破るピコ・フェムト秒の超短光パルス発生が可能であることを、基礎物理学的に発見解明してきた。本研究では、電流注入駆動型の半導体レーザーに対して、高速高電流電気パルス駆動とDCバイアスを組み合わせた電流注入技術で、予測制御しつつ、極端非線形利得スイッチ応答を誘起し、光子寿命限界を破る短光パルスを発生する。学理と実用光源の道を拓き、非熱レーザー加工やピコ秒時間分解計測、生命科学・医療分野の多光子レーザー顕微鏡などの応用に役立てたい。