研究課題
基盤研究(B)
励起子は,半導体の光物性と光機能を担う中核として,主にその生成・消滅に着目した物性解明と受発光デバイスへの工学的応用が行われてきた.一方で,「電子とホールが再結合する過程=中間状態」である励起子が,外場中でどのように輸送され,保存されるかの議論は少ない.本研究の目的は,「マクロスケールでは電気的に中性で,かつ中間状態である励起子は,外場中でどのように輸送・保存されるのか? 」を明らかにすることで、励起子の輸送と保存を利用した革新デバイスを創製することである.