研究課題
基盤研究(B)
本研究では,申請者がこれまでに実証した高感度かつリアルタイムに分光情報が得られるテラヘルツパラメトリック検出手法を,非線形光導波路を用いて実現する.これまでに非線形光導波路用いることで高効率なテラヘルツ波発生が可能である事は報告しており,本研究では検出器も導波路化することで,分光器として必要な励起エネルギーを大幅に削減する.さらに,最近実証したkベクトルを用いて波長ごとの情報を空間的に分離する技術も導入することで,リアルタイム分光も可能としたい.以上を通してオンチップ型の高効率テラヘルツ光源,検出器により集積化も視野に入る小型リアルタイムテラヘルツ分光器を実現する.