破壊力学指標による内部膨張反応の異方性メカニズムの体系化による新たな潮流の創出

• 研究課題/領域番号: 24K00959
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 三浦 泰人 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (10718688)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2026年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2025年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2024年度: 10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)
• キーワード: 内部膨張劣化 / 離散解析 / 異方性

研究開始時の研究の概要

本研究では、コンクリートの内部膨張反応（ISR）として知られるアルカリ骨材反応（ASR）と遅延エトリンガイト生成（DEF）の「膨張・ひび割れ・力学特性」の異方性メカニズムを説明する破壊力学指標を構築し、RC部材レベルの膨張・力学挙動の推定を試みる。2軸拘束圧膨張試験により各種異方性情報を抽出し、開発した剛体バネモデルの骨材＋ISR膨張相モデルにより再現解析を実施する。実験と解析の相互補完により各種異方性の相互連関を明らかにし、ひび割れ情報と応力伝達経路情報による破壊力学指標を構築する。さらに、RC部材の実験を実施し、破壊力学指標に基づく部材レベルの膨張・力学挙動の推定を行う。