研究課題
基盤研究(B)
日本全国の一級水系(全109河川流域)を対象に、2種類の極値統計モデルをハイブリッドした極値統計解析モデルを多数回の気候予測シミュレーションに基づく河川流量の極値データに適用して、気候変動下で危険性の高い同時洪水の発生パターンと発生確率を明らかにする.これによって、気候変動時代に備え国土政策、企業のリスク分散による社会影響の軽減を図るべき同時洪水リスクを明らかにする.極端気象水象の同時生起は高潮や内水氾濫、土砂災害、強風災害などその他の風水害の複合災害にも共通しており、本研究で開発する枠組みは風水害による複合災害リスク評価の基盤となり得る点で大きな波及効果を持つ.