研究課題
基盤研究(B)
河川や湖沼の水温は、水生生物の生態系に影響を与えるだけでなく、発電所の冷却用水や灌漑による農作物への影響など人間活動にも影響が大きい。アジアなど継続的な水温観測が行われている地点は少ないため、広域の水温トレンドの推計は不確実性が大きく、数値モデルや衛星データの活用による水温情報の取得がが期待される。本研究では、過去の多量の衛星データと数値モデルによる推計と現地観測を統合し、機械学習等も活用してデータ補完を行うことでアジア全域の陸上の河川および湖沼の水域の表面温度を広域に推計し、その変動要因を分析する手法を開発する。