研究課題
基盤研究(B)
本研究は,シェア型自動運転車交通(SAV)システムを分析するための基盤となる規範的数理モデルの開発と,そのモデルから得られる知見に基づく高度かつ現実的な問題の効率的解法の構築を行う.最初に,規範的数理モデルとして,所与の交通需要がシェア型自動運転車両システムを用いて旅行するときのシステム最適(SO)・利用者均衡(UE)配分モデルを,マクロな動的交通量配分理論に基づき構築する.そして,本モデルやその理論的知見に基づき,様々な現実的・高度な状況でのSAVシステムの挙動を分析し,将来のSAVシステムの計画と運用に資する様々な方法論・知見を得る.