研究課題
基盤研究(B)
下水処理水は河川における汚濁物質の起源の1つであり、どのように拡散しているかを定量的に捉える必要がある。本研究ではフルオレセインを利用した河川水中での下水処理水をトレースする手法を確立するため、①フルオレセインの光分解特性解析、②活性汚泥に対するフルオレセインの吸着・脱着特性の解明、③複数の下水処理場におけるフルオレセインの挙動把握、の3つの研究小課題を設定した。1年度目は課題①を進めながら、課題③の準備を行う。2~3年度目に複数の下水処理場で試料を採取して測定しつつ、採取した試料を利用した室内実験としての②に取り組む。4年度目はデータの解析や総括、とりまとめを行う。