研究課題
基盤研究(B)
水中の溶存有機物の構成要素のうち,塩素処理における消毒副生成物として重要な化学構造を判定する方法を,実験手法のハイスループット化と機械学習モデルへの反応論情報の付加を組み合わせて確立する。2024年度は,対象とする物質群を定義するとともに,消毒副生成物生成能試験のハイスループット化を行う。2025年度は,この新しい生成能評価系を駆使して,世界最大規模の消毒副生成物生成能データベースを構築するとともに,反応論情報を機械学習モデルに組み込む手法を確立する。2026年度は,確立したモデル化手法を構築したデータベースに適用し,ある化学構造が消毒副生成物前駆体として重要な化学構造か判定する方法を示す。