研究課題
基盤研究(B)
建設労働者の減少と材料・エネルギー費高騰の死活問題に直面している。本課題では建築鉄骨造の耐火関連工事を大幅に削減可能な完全無耐火被覆構造の設計技術を新開発するために、鋼材ひずみ速度の上昇に伴う鉄骨部材の高温強度の向上効果に着目し、現行設計では未考慮の鋼材ひずみ速度の効果を設計に新反映、耐火構造部材として未考慮の構造部材の火災時荷重支持能力の定量化、スプリンクラーが設置された無耐火被覆鉄骨造での火災発生と成長、および盛期火災のリスク評価、リスク評価に基づく火災被災後の再利用を踏まえたレジリエンス評価を行う。これより持続可能かつ省CO2な無耐火被覆鉄骨造の耐火設計技術を開発する。