研究課題
基盤研究(B)
ヘレニズム期に登場した王宮建築は、ローマ皇帝の宮殿建築との関連が伺われる重要なビルディング・タイプの一つと目されている。そこで本研究では、マケドニアの首都ペラの王宮遺構について現地調査を行い、推定復元を行うとともに、ヘレニズム君主らが建立した他の建築群との関連を分析する。また考古学的遺物などの発掘情報等から建物の諸機能を解明することで、ヘレニズムの王宮建築の成立過程とその後の展開を明らかにする。