研究課題
基盤研究(B)
(酸)水酸化物は、新機能が発現する舞台として大きな関心を呼んでいる。しかし、高温・真空中で不安定であることから、これまで、エピタキシャル薄膜を狙って作製する研究は皆無であった。申請者はこれまでに、粉末(バルク)系において、前駆体となる層状酸化物に室温での溶液反応を施すことで、層状(酸)水酸化物をトポタクティックに合成できることを見出してきた。本研究では、同手法を薄膜系へ発展させる。層状酸化物のエピタキシャル薄膜作製技術とトポタクティック反応を組み合わせることで、層状(酸)水酸化物エピタキシャル薄膜を得る新たな手法を確立し、新機能の創発を実現する。