研究課題
基盤研究(B)
本研究では、非輻射遷移に起因する原子移動を利用して、常温常圧で化合物薄膜を創製する新規プロセスを開拓し、電子顕微鏡を用いて固相反応支配因子を解明する。この新規プロセスでは、内殻電子励起によりメタロイド酸化物を分解し、金属/酸化物界面に金属シリサイドを形成することが可能である。この手法をセンサーや熱電変換素子など広範な応用が期待されるCrSi2薄膜の室温創製に応用し、固相反応機構解明とともにその汎用性を実証する。