研究課題
基盤研究(B)
異材接合では、接合界面に脆弱な界面相(金属間化合物)が形成され、優れた接合強度を得ることは難しい。一方、アルミニウムと鉄の接合(Al/Fe接合)界面に複数の合金元素を添加することで界面相が軟化し、接合強度が著しく向上することが分かった。本研究では、接合界面に合金元素を複数・同時添加して、界面相をハイエントロピ―化(すなわち高延性化)し、母材破断する異材接合継手の達成を目指す。そこでAl/Fe接合の界面相(Fe2Al5)の高延性化に効果的な添加元素の組み合わせやその添加量などを、Fe2Al5バルク体への元素添加で明らかにした後、Al/Fe接合での界面相のハイエントロピ―化に挑戦する。