研究課題
基盤研究(B)
本研究では,構造柔軟性を持つソフト多孔性錯体(Soft MOF)が示す,分子吸着が誘起する結晶構造転移挙動を対象に,単一粒子レベルでの解析手法を確立することで,これまで未解明であった粒子サイズおよび結晶子サイズ依存性に斬り込みその機構解明を目指す。単一粒子の構造転移に伴う力と変位を原子間力顕微鏡(AFM)を用いて直接測定し,それを積分することで得られる仕事を吸着量に変換するという,独創的なアプローチでの単一粒子の構造転移挙動解析を実現する。