研究課題
基盤研究(B)
従前の科研費(基盤研究(B) 2021-2023)において、細胞膜類似物質リン脂質ポリマー(MPC)の鎖長や表面状態を変化させることにより、モデル細胞膜の吸着抑制と修復動作の一部を解明した。本研究では継続してこれらの機能を高度化するべく、水素結合ネットワーク(HBNW)を導入する。具体的には相分離性や糖脂質のようなHBNW形成能を有する分子構造を導入する。そして、吸着・晶析操作の統合化によるタンパク質吸着抑制能と構造修復の高度な両立を目指してプロセス強化を図る。