研究課題
基盤研究(B)
金属を含まない低環境負荷のカーボン触媒は、既存の有機触媒とは異なり、高耐久性で種々の触媒反応に高活性を示すことが報告されている。しかし、これらの既存の触媒のほとんどは、官能基等の構造が制御されていない状態で活性評価が行われている。そこで本研究では、1)官能基の隣接状態やエッジ状態まで制御された含窒素カーボン触媒を合成する。2)また、これらの触媒を用いて、すでに含窒素カーボン触媒や含窒素芳香族化合物が触媒として作用することが多数報告されている触媒反応を行い、各反応における活性点の構造の特定や、反応機構の解明を行う