研究課題
基盤研究(B)
近年、再生可能資源であるバイオマスの基本骨格に多く含まれるフェノール、アルコール、エーテルなど含酸素化合物の脱酸素反応が重要性を増しつつある。再生可能資源を原料とする次世代物質合成の基盤を構築するために、本研究では多機能固体触媒の合理的設計を行い、(1)安価で入手容易なH2を還元剤とする加水素分解反応、および(2)含酸素化合物のC-O結合を切断し、自在に官能基を導入する手法を開発する。これにより、温和な条件下で活性および選択性が高く、寿命が長い真にパワフルな触媒系の構築を目指す。