研究課題
基盤研究(B)
担持金属触媒の構造・物性とラジカル発生のために重要な1電子移動能の関係を明らかにすることで、熱的なラジカル反応を高度に制御できる担持金属触媒の構造設計指針を確立する。これらの知見を基盤に、これまでイオン反応では困難とされてきたバイオマスや廃プラスチックなどに含まれる安定なC-O結合、C-C結合の変換反応を新規に開発し、担持金属触媒を基盤とする1電子移動型触媒反応が未利用炭素資源を高付加価値有機化合物へと直接変換できる革新的な触媒プロセスとなることを実証する。