研究課題
基盤研究(B)
トポロジーの概念をフォノンに取り込んだトポロジカルフォノン状態は、原理的には極めて小さな散逸で遠くまでフォノンを輸送できる可能性をもつ。この高いポテンシャルに触発され世界的に熾烈な競争が繰り広げられているが、そのほとんどはkHz帯の低周波音波にとどまっている。一方で、多くの利用価値が見込めるGHz帯では実験的な困難さから二例しか報告がない。本研究は、このうちの一つである我々の成功例を足掛かりに、多くの場面で真に活用できる超低損失なGHzトポロジカル音響導波路を実現する。またこれをプラットフォームとして新しいフォノン機能を実証し、多分野で応用するための礎を築く。