研究課題
基盤研究(B)
本研究では、申請者が考案した、回路なしで自然に温度補正可能な実装基板一体型ATカット水晶振動子の駆動原理を解明することで、広い周波数で利用可能とし、さらにその強みを活かしたセンシングへの応用を探索する。ATカット水晶振動子は、常温付近の温度特性が優れているが、振動子が外部環境に曝露されるオンサイト計測やダイナミックな温度変動を伴う反応プロセス計測の場合は、温度特性が無視できず、その感度を活かせない状況である。本研究では、本振動子を信号変換素子や信号源として利用したセンサのプロセスモニタリングなどの応用開拓も実施する予定である。