研究課題
基盤研究(B)
水素は次世代クリーンエネルギーの代表例として,その利活用の期待が高まっている.特に液体水素は気体の約1/800の密度であり,かつ,その純度から貯蔵・運搬・利用に利点をもつ.一方,常圧化での液化温度は20ケルビンと低温であり,その液化効率の向上や水素そのものの生成が注目されており,様々な研究が幅広くおこなわれている.本研究では,近年急速に進展しているトポロジーの概念を導入した物質科学をさらに展開させるべく,水素液化や生成に貢献しうる機能性物質開発とそのバルク・表面物性の評価・制御についての基礎研究をおこなう.