研究課題
基盤研究(B)
まず、初年度は分子内一重項分裂の反応過程の基礎的知見の確立を目的として、異なるベンゼン環の数(n)で縮環した一連のアセン二量体を合成し、反応速度論解析や熱力学的解析により比較する。次に、二年目では、極めて長いリンカー鎖長を有するアセン二量体を合成し、長距離分子内一重項分裂の実験的な評価を行う。さらに、最終年度には、アセン誘導体の各種オリゴマーを合成し、分子内一重項分裂により生成した三重項励起子の生成や拡散挙動を評価する。