研究課題
基盤研究(B)
本研究では、複核遷移金属錯体の効率的な合成法の開発、その反応性の系統的な調査を通じて、複核遷移金属錯体の反応性に関する基礎を築き、それらを活用する有用分子変換の創出を行う。具体的には、1)ピンサー型複核遷移金属錯体、2)パラレル型複核遷移金属錯体を合成し、酵素において重要と考えられている遷移金属-遷移金属結合の形成を能動的に制御することで、複核遷移金属錯体の反応性を制御し、C-H結合アミノ化反応や、C(sp3)-X (X = N, O)結合形成クロスカップリング反応に高活性な触媒を開発する。