研究課題
基盤研究(B)
本研究では、電子・プロトン・イオン・双極子などの動的過程を緻密な分子技術に基づいて巧みに操ることにより、動的極性を創出し自在制御する「ダイナミックポーラー」を構築する。ダイナミックポーラーは、分子内・分子間カップリングにより複製・増幅・転写され、またシナジー効果により長距離相関や様々な空間成分・位相成分に基づいた時間発展を示す。さらに、ダイナミックポーラーは隣接する電子やスピンとカップリングすることで新奇な電気、磁気効果発現しうる。ダイナミックポーラーとそのカップリングを制御することで、新しい原理に基づくデバイスの開発も見込まれる。