研究課題
基盤研究(B)
エアロゾル水滴での物質局在解析や化学反応追跡は、気候予測に繋がる大気化学モデルの重要なターゲットである。大気化学室内実験を対象とした表面張力測定や化学発光解析を研究は少ない。また相対湿度低下による塩濃度上昇の結果生じる塩析出や有機物・高分子固体の分散や界面局在は調べられていない。さらに、その分散・局在状態が化学反応や光散乱に与える影響など未着手の分析化学分野が広大に広がっている。本研究では、独自の表面張力波自発共鳴を利用するレーザー光散乱装置と電気力学天秤法を組合せ、様々な大気化学条件での表面張力計測、化学発光計測、高倍率光学像取得などを実現する装置を開発する。