研究課題
基盤研究(B)
医薬品結晶自体を共振器センサとして利用して微量不純物を検出する「周波数シフト不純物検出法」は新規的な非破壊分光測定法であり、現在までにppmオーダーの定量検出を実現してきた。本研究では更に、量子化学計算を用いた理論検討を進めて、モデル化合物による実験結果と比較・照合することで周波数シフトのメカニズムを完全解明し、微量不純物の種類を特定する定性分析を実現する。また、吸収線幅の温度依存性メカニズムを解明して上記手法を室温で実現し、医薬品製造工程中でのモニタリングシステムを構築する。最終的に半導体デバイス適用による計測を検討して医薬品製造工程中のIn-Situ微量不純物検出システム実現を目指す。